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原因不明の崩壊神話

01.くだらん馬鹿は死に絶えた


 もうこの世には存在しない恩師は隣人を殺そうとして返り討ちに遭った。
 その隣人は買い物の帰りに襲われて現在も意識不明。
 そして隣人を襲った人間は別の冤罪で極刑を受けた。

 何かを得るには対価を支払わなければならないが、「何か」の成立条件がその「対価」であるなら、その「等価交換」に意味は無い。それなのにそんなことにも気付かない生物はその(偽の意味での)等価交換で自らを闇に接近させる。だけどそれにも気付かないから幸せになれる(気がするだけ)。

 件の恩師はいつもこんなことを言っていた、とタウ=エレクトス(偽名)は振り返る。
「動かなければ死ぬだけ、動けば殺されるだけ」
その言葉はタウ(偽名)の心に今現在も突き刺さっている。刺さってはいるが、考えたところで無駄だということは知っているので無視している。



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